1906年
2023年02月06日
I Love You Truly
I love you truly, truly, dear,
Life with its sorrow, life with its tear,
Fades into dreams when I feel you are near,
For I love you truly, dear.
Ah! love, ’tis something to feel your kind hand,
Ah! yes, ’tis something by your side to stand;
Gone is the sorrow,
Gone doubt and fear,
For you love me truly, truly, dear.
「心からあなたを愛す」
私はあなたを愛しています、心から、心から、愛しい人よ
悲しみの人生も、涙の人生も
夢の中へと消えていく、あなたがそばにいると思うだけで
私は心からあなたを愛しているから、心から、愛しい人よ
ああ愛する人、それはあなたの手に触れた時に感じるもので
ああ、そう、それはあなたのそばに立つとき思うもので
悲しみは消えていく
疑いも恐れも消える
あなたが心から私を愛してくれるから、心から、愛しい人よ
キャリー・ジェイコブズ=ボンド(Carrie Jacobs-Bond、1862~1946年)が1901年に出版した歌集「野薔薇のごとく慎ましき七つの歌(Seven Songs as Unpretentious as the Wild Rose)」の中の一曲です。1906年にこの曲だけ別個に出版したところ、女流の音楽家で初めての百万部を超すベストセラーとなったそうです。エルシー・ベイカー(Elsie Baker、1883~1971年)の録音したものが、1912年のビルボードのヒットチャートで一位を記録しています。
2022年07月01日
Dat Lovin’ Rag
That lovin’ rag, that lovin’ rag
Fills you with joy or joyful jag
It makes you glad, you’ll neer be sad,
That lovin’ lovin’ Rag,
Your honey gal close to your breast,
Then dance the rag you love the best,
You’ll never want to stop that lovin’ Rag
Oh lawdy, lawdy, lawdy, lawdy, hear that tune
I’ll forget my home and mother mighty soon
Keep right on a-raggin’ not a step I’ll miss
I’ll tell you babe home ain’t nothin’ like this.
Close your eyes my honey and we’ll glide along
I feel myself a-slipping, I don’t mean no wrong;
Just put your arms around me and we’ll dance till morn that lovin lovin’ Rag.
Hear the music softly play
I could dance all night and day
Lovin’ rag and bombershay umph, umph, my babe hold tight
I want no brass band playin’ for me
No Gillmore or Sousa’s Orchestree
The only article of harmony
Is the lovin’, lovin’ Rag.
Hear the music softly play
I could dance all night and day
Lovin’ rag and bombershay umph, umph, my babe hold tight
I want no brass band playin’ for me
No Gillmore or Sousa’s Orchestree
The only article of harmony
Is the lovin’, lovin’ Rag.
「あのすてきなラグ」
あのすてきなラグ、あのすてきなラグは
うれしいこと楽しいことで一杯にしてくれる
うれしくなって、もう悲しむことなんかなくなるの
あのすてきな、すてきなラグはね
愛しいあの娘が胸にすがって
一番大好きなラグで踊り出せば
止めたいなんて思わないでしょうね、あのすてきなラグを
さて、おや、おや、おや、おや、歌を聞いて
お家のこともお母さまも、きっと、もうすぐ忘れちゃうから
ラグを続けるの、ステップ一つだって踏み損なわないんだから
言わせてもらうけど、お家じゃこうは行かないでしょうね
目を閉じてね、いい人ね、二人はすべるように踊って回るの
なめらかに動くのを感じてる、悪いことしてるつもりじゃないの
私に腕を回してくれればいい、あとは朝まで踊流だけ、あのすてきな、すてきなラグを
やさしく流れる音楽を聞いて
夜でも昼でもいつまでも踊っていられるから
すてきなラグにボンバーシェイに、もっと、もっと、しっかり抱いてよ
私にはブラスバンドなんて合わないんだから
ギルモアやスーサの楽団なんていらないの
唯一絶対のハーモニーは
すてきな、素敵なラグなんだから
やさしく流れる音楽を聞いて
夜でも昼でもいつまでも踊っていられるから
すてきなラグにボンバーシェイに、もっと、もっと、しっかり抱いてよ
私にはブラスバンドなんて合わないんだから
ギルモアやスーサの楽団なんていらないの
唯一絶対のハーモニーは
すてきな、素敵なラグなんだから
バーナード・アドラー(Bernard Adler、1879~1942年)が1906年に発表したラグタイムのピアノ曲に、ヴィクター・H・スモーリー(Victor H. Smalley、1878~1910年)が歌詞を付けたもの。スモーリーが台本を書いて1906年に初演したミュージカル「陽気な男やもめ(The Merry Widower)」の劇中歌に用いられました。原題について、出版楽譜の表紙では「Dat Lovin’ Rag」となっていますが、本編と歌詞では「That lovin’ rag」となっています。ソフィー・タッカー(Sophie Tucker、1886~1966年)の録音したものが、1910年のビルボードのヒットチャートで三位を記録しています。またノラ・ベイズ(Nora Bayes、1880〜1928年)のものは同年に九位を記録しました。
rag:ラグタイム。
jag:衝動。
neer:never。
lawdy:Lord。
mighty:とても。
bombershay:タップダンスのステップの一種。
umph:勢い。
Gillmore:おそらくパトリック・ギルモア(Patrick Gilmore、1829~1892年)。アメリカの音楽家。
Sousa:ジョン・フィリップ・スーサ(John Philip Sousa、1854~1932年)。マーチの大家。
article:条項、項目。
ソフィー・タッカーの歌唱
ノラ・ベイズの歌唱
2022年06月01日
Where The River Shannon Flows
There’s a pretty spot in Ireland
I always claim my land,
Where the fairies and the blarney
Will never never die.
It’s the land of the shillalah,
My heart goes back there daily
To the girl I left behind me
When we kissed and said goodbye.
Where dear old Shannon’s flowing,
Where the three leaved Shamrock’s grows,
Where my heart is I am going,
To my little Irish rose.
And the moment that I meet her
With a hug and kiss I’ll greet her,
For there’s not a colleen sweeter,
Where the River Shannon flows.
Sure no letter I’ll be mailing
For soon will I sailing,
And I’ll bless the ship that takes me
To my dear old Erin’s shore.
There I’ll settle down forever
I’ll leave the old sod never,
And I’ll whisper to my sweetheart;
“Come and take my name Asthore.”
Where dear old Shannon’s flowing,
Where the three leaved Shamrock’s grows,
Where my heart is I am going,
To my little Irish rose.
And the moment that I meet her
With a hug and kiss I’ll greet her,
For there’s not a colleen sweeter,
Where the River Shannon flows.
「シャノン川の流れるところ」
アイルランドには素敵なところがあるんだよ
そこは僕の心のふるさとと思っているんだ
そこでは妖精たちや魔法の言葉が
決して滅びることがないんだよ
そこは樫の棍棒で守られた土地
僕の心は毎日そこへ帰るのさ
残してきたあの娘の元へ
口づけして別れを告げたあの時へと
懐かしいシャノンの流れるところへ
三つ葉のシャムロックが育つところへ
僕の心のいるべきところへ、これから帰るんだ
僕のかわいいアイルランドのバラの元へ
あの娘と出会ったその瞬間に
抱擁と口づけで、あの娘にあいさつしよう
だって、あの娘よりかわいい乙女はいないのだから
シャノン川の流れるところに
手紙なんて送るつもりはないよ
だってすぐ船に乗るのだから
船に祝福を、僕を連れて行くのだから
我が愛しのエリンの浜へと
そこで僕は永遠に暮らすんだ
もう今までの悩みなんて捨ててしまうのだから
僕は愛しいあの娘にささやきかけるんだよ
「おいで、僕の名前を受け継いでおくれ、愛する人よ」
懐かしいシャノンの流れるところへ
三つ葉のシャムロックが育つところへ
僕の心のいるべきところへ、これから帰るんだ
僕のかわいいアイルランドのバラの元へ
あの娘と出会ったその瞬間に
抱擁と口づけで、あの娘にあいさつしよう
だって、あの娘よりかわいい乙女はいないのだから
シャノン川の流れるところに
1906年に出版された叙情的な楽曲です。作詞作曲はジェームズ・ラッセル(James I. Russell、1859~1914年)。ジェームズ・ラッセルは兄のジョン(John Russell、1856~1925年)とラッセル兄弟(The Russell Brothers)というコンビで活躍したヴォードヴィルの芸人でした。この歌も元は兄ジョンが舞台で歌ったものです。
ビルボードのヒットチャートでは1910年にハリー・マクドナフ(Harry Macdonough、1871~1931年)の歌ったものが一位、同年のヘンリー・バー(Henry Burr、1882~1941年)のものが七位、1913年にジョン・マコーマック(John McCormack、1884~1945年)の歌ったものが三位を記録しています。
blarney:甘言、たわ言。
shillalah:Shillelagh。アイルランドでスピノサスモモや樫の木を使って作る杖や棍棒の類。
Shannon:アイルランド最長の河川。
Shamrock:三つ葉のクローバー。アイルランドの国章。
colleen:アイルランドの言葉で、若い女性の意。
Erin:アイルランドの美称。
Asthore:アイルランドの言葉で宝の意。愛する人への呼びかけに用いる。
ハリー・マクドナフの歌唱
のヘンリー・バーの歌唱
ジョン・マコーマックの歌唱
2022年02月07日
God Save Ireland
High upon the gallows tree swung the noble-hearted three.
By the vengeful tyrant stricken in their bloom;
But they met him face to face, with the courage of their race,
And they went with souls undaunted to their doom.
“God save Ireland!” said the heroes;
“God save Ireland” said they all.
Whether on the scaffold high
Or the battlefield we die,
Oh, what matter when for Erin dear we fall!
Girt around with cruel foes, still their courage proudly rose,
For they thought of hearts that loved them far and near;
Of the millions true and brave o'er the ocean's swelling wave,
And the friends in holy Ireland ever dear.
“God save Ireland!” said the heroes;
“God save Ireland” said they all.
Whether on the scaffold high
Or the battlefield we die,
Oh, what matter when for Erin dear we fall!
Climbed they up the rugged stair, rang their voices out in prayer,
Then with England’s fatal cord around them cast,
Close beside the gallows tree kissed like brothers lovingly,
True to home and faith and freedom to the last.
“God save Ireland!” said the heroes;
“God save Ireland” said they all.
Whether on the scaffold high
Or the battlefield we die,
Oh, what matter when for Erin dear we fall!
Never till the latest day shall the memory pass away,
Of the gallant lives thus given for our land;
But on the cause must go, amidst joy and weal and woe,
Till we make our Isle a nation free and grand.
“God save Ireland!” said the heroes;
“God save Ireland” said they all.
Whether on the scaffold high
Or the battlefield we die,
Oh, what matter when for Erin dear we fall!
「神よアイルランドを守り給え」
絞首台高く三つの遺体が揺れた、三人の高潔な心の持ち主の
執念深い暴君の手が、人生の盛りを奪ったのだ
だが三人は主と顔を見交わしたのだ、その民族の勇気を胸に
三人はくじけぬ魂を持って、その悲運を迎えたのだ
「神よアイルランドを守り給え」英雄たちは言った
「神よアイルランドを守り給え」皆が言ったのだ
それが絞首台の上であろうと
戦場であろうと、死ぬ時は
それが何であろうと、愛しきエリンの地のために我らは死ぬのだ
非情な敵に囲まれて、それでも皆は誇らしく勇気を奮い起こした
心の中で思ったからだ、遠く近くにいる愛してくれる者たちのことを
誠実で勇ましい百万の者たちが、大海原に荒波を起こすのだ
それに聖なるアイルランドにいる常に変わらぬ友らのことを
「神よアイルランドを守り給え」英雄たちは言った
「神よアイルランドを守り給え」皆が言ったのだ
それが絞首台の上であろうと
戦場であろうと、死ぬ時は
それが何であろうと、愛しきエリンの地のために我らは死ぬのだ
三人は頑丈な段を上った、声高に祈りの言葉を述べて
英国の悲運の縄が三人の首にはかけられた
絞首台のすぐ側で三人は、兄弟のように親しげに口づけを交わした
故国と信念に忠実で、ついに自由を得たのだ
「神よアイルランドを守り給え」英雄たちは言った
「神よアイルランドを守り給え」皆が言ったのだ
それが絞首台の上であろうと
戦場であろうと、死ぬ時は
それが何であろうと、愛しきエリンの地のために我らは死ぬのだ
今の日がどうであろうと、この思い出を失くしてはいけない
三人の勇敢な命ゆえに、我らの国があるのだから
理想を持って進むのだ、喜びと幸せと悲しみのうちに
いつか我らの島を自由で偉大な国とする時まで
「神よアイルランドを守り給え」英雄たちは言った
「神よアイルランドを守り給え」皆が言ったのだ
それが絞首台の上であろうと
戦場であろうと、死ぬ時は
それが何であろうと、愛しきエリンの地のために我らは死ぬのだ
これも1864年のジョージ・フレデリック・ルート(George Frederick Root、1820~1895年)の楽曲「タン! タン! タン!(Tramp! Tramp! Tramp!)」(http://yogaku-manyoshu.blog.jp/archives/12546583.html)のメロディを拝借した楽曲です。アイルランドの国粋主義者で詩人のティモシー・ダニエル・サリヴァン(Timothy Daniel Sullivan、1827~1914年)が、1867年にあった「マンチェスターの殉教者(Manchester Martyrs)」ことウィリアム・フィリップ・アレン(William Philip Allen、1848~1867年)、マイケル・ラーキン(Michael Larkin、1837~1867年)、マイケル・オブライエン(Michael O’Brien、1837~1867年)の処刑に触発されて書いたもの。三人はアイルランドの愛国主義者で、マンチェスターで警察車両を襲撃し警官一人を殺害したとされ、絞首刑に処されました。「神よアイルランドを守り給え(God Save Ireland)」は、裁判の際に三人と共に被告席に立ったエドワード・オマー・コンドン(Edward O'Meagher Condon、1841~1915年)が法廷で語った言葉でした。この歌はアイルランドで相性されるようになり、20世紀はじめ頃までアイルランドの非公式の国歌のような扱いとなっていました。
ジョン・マコーマック(John McCormack、1884~1945年)が1906年にこの歌を録音し、大変、評判となりましたが、それゆえにしばらくの間、マコーマックは英国では歓迎されなかったそうです。
gallows:絞首台。
vengeful:復讐心に燃える、執念深い。
tyrant:暴君。
stricken:strikeの過去分詞。
bloom:(人生などの)盛り。
undaunted:くじけない。
doom:悲運、宿命。
scaffold:絞首台。
Erin:アイルランドの古名。
Girt:girdの過去分詞。girtは締める、縛る。
rugged:頑丈な。
gallant:勇ましい。
amidst:amid。
weal:幸福。
woe:悲しみ。
2022年01月27日
Who Do You Love
Ev’ry time I look aroun’ de old plantation
Nature settin’ on her throne;
Seems to me I feel a mighty sad sensation
’cause I’m livin’ all alone.
All de little birds and bumble bees a-wooin’
Stars a-flirtin’ up above
Bullfrogs an’ de turtledoves a billin’ an’ cooin’
Honey won’t you be my love?
Who do you love?
I don’t know.
Ma turtle dove,
I got no beau
Ma honey if you tell me dat you love but me,
I’ll celebrate de ’cassion wid a jubilee.
Will you be mine?
“Well sposin’ I do?”
’Twould be devine:
And would you be true?
I’ll call you Tootsie-Wootsie and you call me Wopsie Topsie.
I’ll be happy as a bumble bee.
Who do you love?
I don’t know.
Ma turtle dove,
I got no beau
Ma honey if you tell me dat you love but me,
I’ll celebrate de ’cassion wid a jubilee.
Will you be mine?
“Well sposin’ I do?”
’Twould be devine:
And would you be true?
I’ll call you Tootsie-Wootsie and you call me Wopsie Topsie.
I’ll be happy as a bumble bee.
Lovers am a wooin’ by de stars above ’em,
Swearin’ dey will constant be.
Ev’rybody seems to have someone to love ’em,
ev’rybody else but me.
Look up in de trees an’ sees de birds a-nesting,
Gives my soul a kind o’ thrill
Gwine to build a nest to have my love one for restin,
When I finds de one dat will.
Who do you love?
I don’t know.
Ma turtle dove,
I got no beau
Ma honey if you tell me dat you love but me,
I’ll celebrate de ’cassion wid a jubilee.
Will you be mine?
“Well sposin’ I do?”
’Twould be devine:
And would you be true?
I’ll call you Tootsie-Wootsie and you call me Wopsie Topsie.
I’ll be happy as a bumble bee.
Who do you love?
I don’t know.
Ma turtle dove,
I got no beau
Ma honey if you tell me dat you love but me,
I’ll celebrate de ’cassion wid a jubilee.
Will you be mine?
“Well sposin’ I do?”
’Twould be devine:
And would you be true?
I’ll call you Tootsie-Wootsie and you call me Wopsie Topsie.
I’ll be happy as a bumble bee.
「誰のことを愛してるの」
いつだって、昔ながらのプランテーションを見渡せば
自然の女神が玉座についてなさるんだ
何だか悲しい気持ちになってくるんだよ
だって俺は一人ぼっちで暮らしてるからね
小鳥だって蜂だって、みんな愛を告げてるんだ
星だって空の上で睦あってるじゃないか
ウシガエルでもキジバトでも愛し合っているんだよ
だからさ、俺の恋人になってくれないか
誰のことを愛してるんだい
そんなの分からない
俺の小鳩ちゃんよぉ
恋人なんていないから
あのさ、俺のことだけ愛してるって言ってくれたら
俺は喜び勇んで結婚式を祝ってやるよ
俺のものになるかい
「それもいいかも」
そしたら最高だよ
俺に尽くしてくれるかい
俺はお前をヨッチヨッチと言って、お前は俺をイイコイイコと言うのさ
それで俺はブンブン蜂みたいに幸せになれるよ
誰のことを愛してるんだい
そんなの分からない
俺の小鳩ちゃんよぉ
恋人なんていないから
あのさ、俺のことだけ愛してるって言ってくれたら
俺は喜び勇んで結婚式を祝ってやるよ
俺のものになるかい
「それもいいかも」
そしたら最高だよ
俺に尽くしてくれるかい
俺はお前をヨッチヨッチと言って、お前は俺をイイコイイコと言うのさ
それで俺はブンブン蜂みたいに幸せになれるよ
恋人って言うのは星空の下で睦み合うものさ
ずっと変わらないなんて誓ったりしてね
誰にでも愛する誰かがいるみたいに思うんだ
俺を除いた誰にでもね
見上げれば木の枝に、鳥が巣を作っているのが見えて
俺の心は震えたんだよ
俺も自分の巣を作るよ、俺の恋人が憩えるようにね
いつか、そんな誰かを見つけたらだけど
誰のことを愛してるんだい
そんなの分からない
俺の小鳩ちゃんよぉ
恋人なんていないから
あのさ、俺のことだけ愛してるって言ってくれたら
俺は喜び勇んで結婚式を祝ってやるよ
俺のものになるかい
「それもいいかも」
そしたら最高だよ
俺に尽くしてくれるかい
俺はお前をヨッチヨッチと言って、お前は俺をイイコイイコと言うのさ
それで俺はブンブン蜂みたいに幸せになれるよ
誰のことを愛してるんだい
そんなの分からない
俺の小鳩ちゃんよぉ
恋人なんていないから
あのさ、俺のことだけ愛してるって言ってくれたら
俺は喜び勇んで結婚式を祝ってやるよ
俺のものになるかい
「それもいいかも」
そしたら最高だよ
俺に尽くしてくれるかい
俺はお前をヨッチヨッチと言って、お前は俺をイイコイイコと言うのさ
それで俺はブンブン蜂みたいに幸せになれるよ
ボブ・コール(Bob Cole、1868~1911年)作詞、ジョン・ロザモンド・ジョンソン(John Rosamond Johnson、1873~1954年)作曲による1906年に書かれたクーンソングです。1907年初演のミュージカル「ハエ避け連隊(The Shoo–Fly Regiment)」の劇中歌に取り入れられました。アーサー・コリンズ(Arthur Collins、1864~1933年)とバイロン・G・ハーラン(Byron G. Harlan、1861~1936年)がコンビで歌ったものが、1908年のビルボードのヒットチャートで十位を記録しています。
de:the。
throne:玉座。
sensation:感覚、気持ち。
bumble bee:マルハナバチ。
woo:求愛する。
flirt:たわむれの恋をする。
Bullfrogs:ウシガエル。
billin’ an’ cooin’:bill and coo。いちゃつく。billは鳥のくちばしで、cooは鳥の求愛の声。
Ma:my。
turtle dove:キジバト。
beau:男性の恋人。
dat:that。
celebrate:(式典などを)行う。
’cassion:occasion。式典。
jubilee:歓喜。
sposin’:supposing。
Tootsie-Wootsie:恋人。もともとTootsieは幼児語で足、あんよの意味です。
Wopsie Topsie:不明、おそらくこちらも恋人への呼びかけ。オランダにこの名前のキャンプクラブがあるので、おそらく幼児が使う擬態語の類。
dey:they。
Gwine:going。