1926年

2021年11月04日

Choros N.º 10

(Sop.)
Se tu queres ver a imensidão do céu e mar,
reflectindoa prismatisação da luz solar,
rasga o coração, vem te debruçar
sobre a vastidão do meu penar!

(Bar. / Baix.)
Sorve todo o olor que anda a recender
pelas espinhosas florações do meu sofrer!

(Cont.)
Vê se podes ler nas suas pusações
as brancas illuzões e o que elle diz no seu gemer e que não…

(Bar. / Baix.)
Pode a ti dizer nas palpitações!
Ouveo brandamente docemente palpitar,

(Cont.)
Casto e purpural, num threno vesperal,
mais puro que uma candida vestal!

(Sop.)
Rasga-o, que has de ver la dentro a dõr a soluçar!
Sob o peso de uma cruz de lagrimas, chorar!
Anjos a cantar préces divinaes
Deos a rhythmar seus pobres ais.

(Ten. / Baix.)
Rasga que has de ver!

(Sop./ Cont. / Ten. / Bar. / Baix.)
Ah!

「ショーロス 10番」

(ソプラノ)
空や海の無限の広がりを見たいのならば
日の光が七色に照り返すのを
心を切り裂いて、かがみ込めば
我が悲しみの虚しさを見るでしょう

(バリトン/バス)
溢れ出る香りを余さず味わうがいい
我が苦しみの棘多き花から来るものを

(コントラルト)
その鼓動を読み取れると言うのならば
真白き幻に、その悲しみを語るでしょう、さもなくば……

(バリトン/バス)
その動悸にかける言葉が見つかて
耳を澄まして聞くがいい、甘美な咽び泣きを

(コントラルト)
汚れない紫に、日は暮れていくでしょう
乙女子の無邪気さよりも清らかに

(ソプラノ)
切り裂けば、その中に咽び泣く苦悩を見るでしょう
流した涙の十字架の重みに耐えているのです
天使が聖なる祈りを唱えれば
神が惨めなものの苦しみを打ち砕くでしょう

(テノール/バス)
切り裂けば、見えるであろう

(ソプラノ/コントラルト/テノール/バリトン/バス)
ああ

 ブラジルの大作曲家エイトル・ヴィラ=ロボス(Heitor Villa-Lobos、1887~1959年)が、ブラジルの伝統音楽、俗謡、流行歌を題材に1920年から1929年にかけて作曲した作品群「ショーロス(Choros)」の十番目のもの。作曲は1926年で、ブラジルの流行歌「イャラ(心を裂いて)(Yará (Rasga o Coração))」を引用しています。「イャラ(心を裂いて)」は、1896年にアナクレト・デ・メデイロス(Anacleto de Medeiros、1866~1907年)が器楽曲として作曲したものに、1907年にカトゥロ・ダ・パイション・セレンシ(Catulo da Paixão Cearense、1863~1946年)が歌詞を付けた流行歌です。ヴィラ=ロボスとセレンシは友人同士であり、この曲の初演を聞いたセレンシは感極まってヴィラ=ロボスを抱き締めたとのことです。ただし経済的に窮乏したセレンシは自作の権利を売り渡してしまったため、「ショーロス 10番」も歌詞なく演奏せざるをえない時期がありました。1957年録音のヴィラ=ロボス指揮によるフランス国立放送管弦楽団(Orchestre national de la Radio-télévision française)の演奏でも歌詞が省かれています。

サン・パウロ交響楽団はセレンシの歌詞を含んだ演奏を行なっています。
 



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hanmyo at 06:00|PermalinkComments(0)
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