Lawrence Welk

2021年04月29日

My Grandfather’s Clock

My grandfather’s clock was too large for the shelf
So it stood ninety years on the floor
It was taller by far than the old man himself
Though it weighed not a single pound more
It was bought on the morn of the day that he was born
And was always his treasure and pride
But it stopped short — never to go again —
When the old man died

The old clock looked down on the first step he took
As he left my great-grandmother’s arms
It watched over him when he read his first book
And he saw his first love and her charm
Through his laugh through run tears it kept pulling of the years
And its proud voice was heard far and wide
But it stopped short — never to go again —
When the old man died

In watching its pendulum swing to and fro
Many hours had he watched as a boy
While the clock ticked along never fast never slow
Till one day it banged wild in its joy
For it struck twenty-four when he entered at the door
With a blushing and beautiful bride
But it stopped short — never to go again —
When the old man died

「僕のおじいさんの時計」

僕のおじいさんの時計は、大き過ぎて棚には入らなくて
九十年の間ずっと、床に置かれていたんだよ
並外れて大きくて、おじいさん自身よりも背が高かったけれど
それでも重さは、一ポンドもないくらいだったんだよ
買ってこられたのは、おじいさんの生まれた日の朝だったんだ
それからは、いつもおじいさんは誇りに思って大切にしていたのさ
だけど不意に止まってしまったんだ……二度と動かなかったんだよ……
おじいさんが死んでしまってからはね

その古時計は見下ろしてたんだよ、おじいさんが最初の一歩を歩くのを
僕のひいおばあさんの手から離れたその時にね
おじいさんのことを見守ってたんだよ、初めて本を読んだ時にも
見ていたのさ、おじいさんの初恋も、その相手の魅力もね
喜びの笑いも流した涙も、そうして何年も時を数えて
その誇らしげな鐘の音は遠く広く聞こえてたんだ
だけど不意に止まってしまったんだ……二度と動かなかったんだよ……
おじいさんが死んでしまってからはね

その振り子が行ったり来たりするのを眺めながら
たくさんの時間が、子供だった頃には過ぎて行ったんだ
時計はずっと時を刻んだのさ、進むことも遅れることもなくね
でも、ある日、喜び一杯で鐘を鳴らしまくったんだよ
二十四回も鐘を鳴らしたのさ、おじいさんが玄関から入るとね
恥じらっている美しい花嫁を連れて来たからなんだよ
だけど不意に止まってしまったんだ……二度と動かなかったんだよ……
おじいさんが死んでしまってからはね

 ヘンリー・クレイ・ワーク(Henry Clay Work、1832~1884年)の「おじいさんの時計(Grandfather’s Clock)」(http://yogaku-manyoshu.blog.jp/archives/8619372.html)を、アメリカのアコーディオン奏者ローレンス・ウェルク(Lawrence Welk、1903~1992年)が1960年に録音したものです。同年のビルボードのヒットチャートで15位を記録しています。歌っているのはウェルクの楽団でピアニストもしていたラリー・フーパー(Larry Hooper、1917~1983年)。コーラス部分が省略されていて、原詩にない歌詞が足されています。

by far:はるかに。オリジナルでは、ほど同意の「by half」でしたが、ここではもう少し一般的な言い回しが使われています。
pound:重さの単位。おおよそ373グラム。オリジナルのpennyweightと比べると、現実的な値です。

 

ウェルク自身が司会するテレビ番組の中で演奏された時には原詩のままで歌っています
 



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hanmyo at 06:00|PermalinkComments(0)
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