Richard Jose

2020年09月28日

Silver Threads Among the Gold

Darling, I am growing old,
Silver threads among the gold,
Shine upon my brow today;
Life is fading fast away;
But, my darling, you will be, will be
Always young and fair to me,
Yes! my darling, you will be
Always young and fair to me.

Darling, I am growing, growing old,
Silver threads among the gold,
Shine upon my brow today;
Life is fading fast away.

When your hair is silver white,
And your cheeks no longer bright
With the roses of the May,
I will kiss your lips, and say:
Oh! my darling, mine alone, alone
You have never older grown.
Yes! my darling, mine alone,
You have never older grown.

Darling, I am growing, growing old,
Silver threads among the gold,
Shine upon my brow today;
Life is fading fast away.

Love can never-more grow old,
Locks may lose their brown and gold;
Cheeks may fade and hollow grow;
But the hearts that love, will know
Never, never winter’s frost and chill;
Summer warmth is in them still,
Never winter’s frost and chill,
Summer warmth is in them still.

Darling, I am growing, growing old,
Silver threads among the gold,
Shine upon my brow today;
Life is fading fast away.

Love is always young and fair,
What to us is silver hair,
Faded cheeks or steps grown slow,
To the hearts that beat below?
Since I kissed you, mine alone, alone,
You have never old grown,
Since I kissed you, mine alone,
You have never older grown.

Darling, I am growing, growing old,
Silver threads among the gold,
Shine upon my brow today;
Life is fading fast away.

「黄金に混じる銀の糸」

ねえ、僕はすっかり年を取ったよ
銀の糸が黄金色の髪に混じるようになって
今では額にまで目立つようになったんだよ
人生は瞬く間に色褪せていくんだね
だけど、ねえ、君はずっと、ずっと
僕にとって若く美しいままなんだよ
そうだよ、ねえ、君はずっと
僕にとって若くて美しいままなんだよ

ねえ、僕はすっかり、すっかり年を取ったよ
銀の糸が黄金色の髪に混じるようになって
今では額にまで目立つようになったんだよ
人生は瞬く間に色褪せていくんだね

君の髪が銀白色になって
頬も輝きを失ってしまっても
五月に咲いたバラの花束を持って
僕は君の唇に口づけして、こう言うだろう
ああ、愛しい人、僕のただ一人、ただ一人の人
君はまったく年を取っていないんだよ
そうだよ、愛しい人、僕のただ一人の人
君はまったく年を取っていないんだよ

ねえ、僕はすっかり年を取ったよ
銀の糸が黄金色の髪に混じるようになって
今では額にまで目立つようになったんだよ
人生は瞬く間に色褪せていくんだね

これ以上、愛が年を取ることはないんだよ
ほつれ髪が栗や金の色を失ったとしても
頬が色褪せ、顔の彫りが深くなったとしても
それでも愛し合う心は、きっと知っているのだから
決して、決して冬の霜や寒さではなく
夏の日の暖かさが、その中にはあるのだから
決して冬の霜や寒さではなく
夏の日の暖かさが、その中にはあるのだから

ねえ、僕はすっかり年を取ったよ
銀の糸が黄金色の髪に混じるようになって
今では額にまで目立つようになったんだよ
人生は瞬く間に色褪せていくんだね

愛はいつまでも変わらず若く美しい
二人にとって銀の髪が何だと言うのだろう
色褪せた頬も、ゆっくりになった足取りも
そこで脈打つ心と比べたらね
初めて口づけした日から、僕のただ一人、ただ一人の人
君はまったく年を取っていないんだよ
初めて口づけした日から、僕のただ一人の人
君はまったく年を取っていないんだよ

ねえ、僕はすっかり年を取ったよ
銀の糸が黄金色の髪に混じるようになって
今では額にまで目立つようになったんだよ
人生は瞬く間に色褪せていくんだね

 アメリカの詩人イーブン・E・レックスフォード(Eben E. Rexford、1848~1916年)の詩に、アメリカの作曲家ハート・ピース・ダンクス(Hart Pease Danks、1834~1903年)が曲を付けた1873年の楽曲です。当時、レックスフォードは学費を稼ぐために、一曲三ドルで作詞を請け負っていました。ダンクスの注文を受けてレックスフォードは九つの詩を書いて送りましたが、ダンクスの支払ったのは十八ドルで、どの詩が採用され、どの詩が外されたのかは知らされていなかったそうです。
 1904年のリチャード・ホゼイ(Richard Jose、1862~1941年)の盤が最初にレコード化されたもので、ビルボードのヒットチャートで一位を記録しています。1909年にはアメリカのカウンターテナー、ウィル・オークランド(Will Oakland、1880~1956年)のものが四位、1912年にはジョン・マコーマック(John McCormack、1884~1945年)のものが六位を記録しています。1930年にはカントリーミュージックに初めて歌詞をつけて歌ったと言われている、アメリカのフィドル奏者で歌手のフィドリン・ジョン・カーソン(Fiddlin' John Carson、1868~1949年)も録音を残しています。その後も多くの歌い手に歌い継がれ、バーバーショップスタイルのコーラスでは定番曲の一つとなっているそうです。

リチャード・ホゼイ


ウィル・オークランド


ジョン・マコーマック


フィドリン・ジョン・カーソン



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hanmyo at 06:00|PermalinkComments(0)
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